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SynologyのQuickConnect(クイックコネクト)

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QuickConnectとは

QuickConnectは、Synology NASの大きな魅力です。
VPN不要でインターネット経由に、Synology NASへ接続できる機能です。

通常、遠隔地にあるファイルサーバにインターネット経由でアクセスするには、VPN(Virtual Private Network)を構築し、VPN環境にログインした後に、ネットワーク内のファイルサーバにアクセスするというのが一般的でした。

VPN環境構築は、専用ルータや設定などが手間で、個人事業者や中小企業には高いハードルでした。そのため、導入を見送っていた企業も多かったと思われます。

QuickConnectの設定

SynologyのQuickConnectは、まず、管理者が、下記のDSMの設定(コントロールパネルー>外部アクセス)でQuickConnect IDを登録します。

これだけで、ご利用いただけます。
ポート開放や、面倒な設定は不要です。

DSMの画面上に、アクセス用のURLとQuickConnect IDが表示されます。

外部からSynology NASにアクセスするには、このURLを開き、あとはユーザログインを行うだけです。ローカルでのアクセス時と同じ環境がご利用いただけます。

Webブラウザ上で、ファイルマネージャーおよび各ユーザごとに割り当てられた各種設定画面が表示され、操作可能になります。

VPN環境のない企業も情報共有が可能に

コロナ渦でテレワーク環境が一般的になった今、ファイル共有と共同作業は、どの企業にもマストの条件になっています。コストや技術面で、VPN環境を導入できていない企業では、クラウドサービスで当面のニーズをまかなっていると思います。しかし、ビジネス利用には有料サービスが必須であり、そのコストや管理に課題を抱えているケースも多いのではないでしょうか?

SynologyのQuickConnectを利用すれば、これらの課題を解決できて、社内・社外を問わず、ブラウザ越しでのファイルサーバの構築が簡単に行えます。

詳しい資料

Synology社作成のホワイトペーパー、こちらからダウンロードできます。

Synology_QuickConnect_White_Paper_jpn